中古車の査定ポイントとは?


中古車の査定に際してはいくつかのポイントがあります。実際に査定に出す前にそれらを知っておくことでより高額の査定につながります。走行距離や外装、内装など気をつけるべきポイントをこれからご紹介していきましょう。

 

査定の基本的なポイント

車の走行距離がまず査定に関わってきます。車の平均的な年間走行距離は普通車でおよそ1万kmで、年式と総走行距離から計算された年間走行距離がこの基準を上回っているときはマイナスに働き、下回っているときはプラスに働くと考えておくと良いでしょう。そしてその車が人気車種かどうかも査定額に大きく影響してきます。車の年式が古く走行距離が長い場合でも、人気車種であれば高額査定になる可能性もあるのです。また、性能や装備の違いを表わすグレードについてですが、性能が高く装備も充実している上位グレードほど査定額は高くなり、下位グレードになるほど査定額は低くなる傾向にあります。そのほか、法定点検の内容を記録する定期点検整備記録簿や車の取扱説明書といった書類の有無も査定額に影響してくるので、しっかり保管しておくのが大切です。

 

外装のポイント

ボディカラーは査定額に大きく影響してきます。当然、人気がある色の車の査定額は高くなります。ボディのキズやヘコミ、汚れ、小さな引っかきキズまで隅々までチェックされ、それらが少ないほど査定額はアップするでしょう。また、ランプ類やアンテナの状態もチェックポイントです。ステッカーやシールは査定額に影響する場合もあればしない場合もあるので、事前に買取業者への確認が必要になるでしょう。査定直前にキズやヘコミを修理に出してもその修理費は査定額に反映されないので、修理費が高額となる場合にはかえって損をしてしまう可能性があり、もし修理する場合はどれくらい費用がかかるのか事前の確認が重要です。タイヤの溝は1.6mm以上あるのが理想ですが、もし1.6mm未満でも新品に換える費用を考慮すると、そのままにしておくのが無難でしょう。

 

内装も大切なポイント

シートやフロアマットに汚れがある場合はもちろんマイナスに影響してきてしまいます。特に汚れがひどく交換が必要だと判断されれば、さらに大きな影響があるでしょう。また、シートがへたっていたり内張りが破れていたりする場合にも減点の対象となります。車内の臭いも重要なポイントで、タバコやペットの臭いは購入希望者に嫌がれる場合があるので、これらの臭いが残っていると査定額にマイナスの影響があります。けれどもタバコやペットの臭いを消そうと香りの強い芳香剤を使ってしまうと、タバコやペットの臭いと同じ扱いになってしまう可能性があるので注意が必要です。そのほか、純正のカーナビやオーディオはプラスの評価につながりますが、非純正の場合にはマイナスの影響を与えてしまうことがあるので気をつけなければなりません。